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講座概要
デザイン・美術領域における視覚表現理論と制作技術の研究、および人工現実表現やインターネットやモバイルコンピューティング等の通信システムによる非空間情報の可視化や様々な感覚デバイスを応用した新たなデザインシステムの研究と開発を目的としています。

メディアデザイン研究
本研究では、社会的要請の趣旨でもあるユニヴァーサルデザイン、グローヴァルデザインの現状と概念に理解を深め、さらにバリアフリーやノンヴァーバルデザイン等の概念に基づくユニヴァーサルデザインの現状と概念について理解し、これらの制作技術とマルチメディアの貢献とその課題について考えます。また今日のGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)以降のユーザーインタフェースの新たな形態と設計法について研究します。

メディアデザイン特論
ディジタルメディアを基幹とするユニヴァーサルデザイン、グローヴァルデザインの現状について考えます。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚等の身体機能による様々なデザイニングの技術とその形態、グローヴァリズムとバリアフリーやノンヴァーバルデザイン等の概念に基づくユニヴァーサルデザインの現状と概念について理解を深め、これらの制作技術とマルチメディアの貢献と課題について考えます。また、PUI、TUI、そしてGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)、VRUI、ARUI等のユーザーインタフェース等の関連を省みて、その新たな形態と設計法を探ります。[ 授業資料(学外非公開) ]

視覚芸術理論
今日芸術の概念と表現手法に関する知識修得を到達目標としています。テーマは「今日の視覚芸術の概念とその手法」です。コンピュータや今日の様々なメディアの特性であるインタラクティビィティは、従来のアートやデザインの形態に留まらず、その制作や手法までも大きく変えようとしています。また、これらは情報の在り方や、私たちのライフスタイルや環境の再認識にまで至っています。メディアアートとは、従来の芸術表現に加えて、より様々なメディアに形を変えて浸透して行く存在を示しているとも言えます。これらの状況や関係を読み解く事は、今日のメディアの行方を理解する上でも重要でしょう。[ 授業資料(学外非公開) ]

表現工学基礎
本講座では、芸術工学(design)とは何か。芸術工学としての要素(element)とは何かについて論じます。課題として、芸術、あるいはデザインについて、文字、記号、環境、人と社会を論点として考えます。19世紀後期、および20世紀前期における芸術表現は、科学や工業化を前にして、芸術工学(design)としてその論理を深めて行きました。デザイン理論が、後の産業や社会環境形成に大きく作用しました。これらの作用の状況と変遷を再検証する事により、21世紀からのメディアやコミュニケーションの在り方を考察します。特に、今日の課題として非物質性、あるいは不可視の表現は、大量消費社会の末のエネルギー枯渇、および資源減衰の課題から、社会サービスや環境整備等が新たなデザイン概念として生まれ、省エネルギーや省資源等の概念と結び付いています。これらの指向に伴い、より人の感性や情動に近接した表現や環境が求められる事となり、これらは人工的な機能拡張から自然な環境や変移との共生へと移行し、今日においては、さらにhuman centered design、そしてambient designへと移りつつあります。これらの概念や指向を理解したい。[ 授業資料(学外非公開) ]

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